こんにちは!
だんだんと暑くなてきましたね。。
私は、通勤で片道40分ぐらい歩いています。
なので、気持ちのいい気温は最高なのですが、
雨はちょっときついです。
でもバスがあまり好きじゃないので頑張って歩きます。
これから暑くなってくると、、
考えるだけで、どうしよう、、となります。
皆さんは通勤にどれぐらいの時間かかりますか?
都会に住んでる人はなかなか電車大変ですよね。。
お疲れ様です。
さて、今日はがんゲノム医療について少し、勝手にカキマス!
がんゲノム医療って聞いてどうですか?
なんかすごいことなんじゃないかと思いますよね。
ゲノム医療はこの4月から大きな病院では始まってます。
ガン拠点病院が主となって動いているはずです。
でもまだ始まったばかりで、なかなか進んでいない状況ではありますが、だんだんと当たり前になっていくんでしょうか。
がんゲノム医療
対象:登録時に16歳以上である。
登録時にECOG Performance Statusが0~1である。
病理学的診断によって、悪性固形腫瘍と診断されている。
原発不明ガン
標準治療がない、もしくは終了している、
などなど、、
上記のような基準を全て満たしている人を対象とします。
この時点で、私受けることできないじゃん!と思われる方もいらっしゃるかと思います。
ただ、現時点で医師の言う、「標準治療」を受けられている方は現在最もエビデンスのある、世界で一番いい治療なので、標準治療という選択肢がある方は、医師にしっかりと説明してもらい、納得したら、しっかりと向き合って治療していきましょう。
標準治療が今の段階で、最もいい治療なんです。
簡単に説明すると
採取された腫瘍組織と血液検体を使って、
NCCオンコパネルという最先端の解析機器を用いて遺伝子を解析します。
解析結果を
専門家が解釈・意義付けを行い、患者さんに返す。
この結果、その患者さんにとって、治療においてより有効である可能性のある薬剤を選択したり、新しい治験に参加したりする可能性が出ます。
治療にとって役立つ情報が出てきます!!
へー!すごくいいじゃないの!と
思いますよね。
上記のようにメリットもあれば、やはりデメリットもあるんです。
まぁ、デメリット!って大げさな言い方で合っているかは分かりませんが、、
この遺伝子の解析では
SF(セカンダリーファインディング)と呼ばれるものが見つかる可能性も数%あります。
!?
何ですか?
これは、二次的所見と言って、
本来見つかってくる遺伝子の変化は体細胞変異であり、現在治療中であるがんに関わる遺伝子が見つかってくるはずです。
ただ、この本来目的としているはずの遺伝子変異以外に副次的に見つかる遺伝子変異もあります。
これをSFと呼んでいて、このSFの中には、生殖細胞系列のものがあります。
ちょっと難しいですよね。。
専門用語ばかりですみません。
体細胞変異というのは、体の各器官のそれぞれの細胞ごとに独立して後発的に生じる変化です、これは環境要因であったり、偶然であったり、色んな要因がありますが。
それに対して、
生殖細胞系列の変化というのは、
精子や卵子(または受精卵の段階などありますが、、)などの細胞の段階から変化をもともと持っていたものになります。
これは、要因の中でいう、遺伝要因というものになります。
親から受け継いだものであったり、生まれつき持っていたような変化のことです。
文字ばかりですみません。(+o+)
分かりますでしょうか?
よし例を出そう。
例えば、大企業があって、各子会社がたくさんあって、それぞれに働いている人たちがいます。
働いている人が細胞とすると、子会社で不正を働いたり会社のお金を横領したりする人が出てきたりします。その人たちが体細胞の変異です。直接的に大企業から始まったことではありませんし、その子会社の社員を解雇するなどできます。
それに対し、生殖細胞系列の変異というのは、大企業の創業者一族が不正を働き続けているというものです。一族で社長を継いでいくのであれば、その体質は続いていく可能性があります。
うーん、何だか不正とかコトバがダメなイメージを与えてしまいそうだな、、
例が下手ですね、、すみません(/ω\)
ここで少し訂正しておきますが、
この生殖細胞系列の変化というのは誰でも数十個は持っていると言われていて、
特別悪いもの!という印象だけは避けていただきたいです。
現在の医療でその変化が将来の病気の発症につながると判明しているものがあれば、そうでないものも殆どです。
ですので、その将来の病気の発症に関係があると分かっている生殖細胞系列の変化が
SFとして見つかる可能性があります。
これは、家族にも関わってくる情報ですので、とてもとてもセンシティブです。
がんゲノム医療に参加される方は
今現在治療を続けていらっしゃる方がほとんどです。
ですので、治療のことに加え、知りたくもなかった情報が分かってしまう可能性もあります。
これが難しいところです。
この医療は先進医療として2018年は実装されていますが、
2019年からは保険診療になると言われています。
この医療・治療に遺伝カウンセラーがどのように連携していくのか。
どのタイミングで誰に結果を返すのか。
遺伝カウンセラーが連携していった方が良いことは間違いありませんが。
まだまだ、各病院でも悩みながら進めているというところです。
これからどうなっていくのでしょうかね。
ますます遺伝カウンセラーが重要であり、
医療者含め、一般の方も遺伝学の知識を持っておくことが大切になってくるのかな。
と感じております。
まだまだ遺伝カウンセラーも理解しきれていないところもあります。
新聞などで見て、飛びつきたくなる気持ちも分かります。
遺伝カウンセラーや医療者の皆さんは
皆さん親切に丁寧に対応してくださりますが、
対応するにもお答えできることにも限界があることも理解していただけたらなと思っております。。
お前ら専門家だろ!?と
思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、、
悪しからず*1
本日も最後まで読んでくださりありがとうございます(^^
*1:+_+